奈良シルクロードシンポジウム2019


【講演Ⅰ】
「シルクロード文化の結晶 奈良」
  講師:松本伸之(奈良国立博物館館長)

【講演Ⅱ】
「シルクロードを渡ったヘレニズムの旅」
 講師①:ペリアンドロス・エピトロパキス
(ビザンチン・キリスト教博物館展示・交流・教育部長、ギリシャ正教会司祭)
 講師②:エフィー・メラムヴェリオタキ
(ビザンチン・キリスト教博物館東アジアコレクショのキュレーター)


【パネルディスカッション】
「東西文化の融合と古都奈良の未来」
 パネリスト:アレックス・カー(東洋文化研究家)
     友吉 鶴心(薩摩琵琶奏者、NHK大河ドラマ芸能考証・指導)
     伊藤みろ(フォトアーティスト、メディアアートリーグ代表)
 コーディネーター:渡邊直樹(大正大学地域構造研究所『地域人』編集長)
         



令和元年10/19(土)
 開場12時30分 開演13時30分 終演16時30分

平城宮跡歴史公園
平城宮いざない館 多目的室


出演者

講師:松本伸之,
(奈良国立博物館館長)

昭和31年8月13日生まれ。昭和56年3月 早稲田大学第一文学部卒業後、 同大学院文学研究科修士課程修了。財団法人久保惣記念文化財団東洋美術研究所研究員、東京国立博物館学芸部東洋課中国美術室長、同学芸企画部長、同副館長などを経て、平成29年4月に奈良国立博物館長に着任。専門はアジアの工芸史・彫刻史。博物館運営をはじめ、文化財行政を巡る様々な課題に取り組みつつ、中国を中心に、アジア各地の古代から近世にかけての工芸史と彫刻史に関する研究を行っている。仏教文化にも多大な関心があり、アジア各地に残る仏像や仏具などの調査を進めながら、多種多様な遺品の様式的な分析を通じて、仏教伝播ないし交流や展開の実態を跡づけようと試みている。

講師:ペリアンドロス・エピトロパキス
(ビザンチン・キリスト教博物館展示・交流・教育部長、ギリシャ正教会司祭)

Fr. Periandros Epitropakis

ギリシャ国立ビザンチン・キリスト教博物館展示・交流・教育部長。専門は、ヘレニズムとキリスト教が融合し、ルネッサンスにも大きな影響を与えたビザンツ帝国時代(395〜1453年)のビザンツ文化。考古学者として、ギリシャ文部スポーツ省に20年以上勤務した後、現職に就任。パリのエコール・デ・ボザール(フランス国立芸術学校)彫刻科を卒業後、アテネ大学(国立カポディストリアコス・アテネ大学)哲学科考古学・芸術史専攻を優等で卒業。アリストテレス・テッサロニキ大学で修士号を修得。論文のテーマは国家および教会による文化遺産取得のための法律。2つ目の修士号論文は、ビザンツ帝国時代の政治および外交。国内外での会議出席および、フランス語からの翻訳論文の科学誌発表多数。極東の美術への高い関心を抱く。1967年クレタ島へラクリオン生まれ。

講師:エフィー・メラムヴェリオタキ
(ビザンチン・キリスト教博物館東アジアコレクショのキュレーター)

– Mrs. Effie Meramveliotaki

ギリシャ国立ビザンチン・キリスト教博物館東アジアコレクションのキューレイター、考古学者、歴史学者。アテネ大学(国立カポディストリアコス・アテネ大学)哲学科考古学・芸術史専攻を卒業後、ナポリ東洋大学でインド・東南アジア考古学科で修士号を修得。1996年より現職。

パネリスト:アレックス・カー
(東洋文化研究家)

特定非営利活動法人 篪庵トラスト理事長 

1952年米国生まれ。1964年家族と共に初来日。エール大学、英国オックスフォード大学卒業後、1977年より京都府亀岡市に在住し、日本と東アジア文化に関する講演、執筆等に携わる。2004年から2010年京都で町家再生事業を営み、その後NPO法人「チイオリ・トラスト」の理事長として伝統家屋の修築保存活動、景観コンサルタントを日本各地で展開。著書:『美しき日本の残像』(1993年新潮社、新潮学芸賞受賞)、『犬と鬼』(2002年講談社)、『世流に逆らう』(2012年北星社)、『ニッポン景観論』(2014年集英社)その他。

パネリスト:友吉鶴心
(薩摩琵琶奏者、NHK大河ドラマ芸能考証・指導)

1965年台東区浅草生れ。幼い頃より様々な伝統文化・芸能の稽古を受け両祖父の偉業である薩摩琵琶の発展を志、鶴田錦史に師事。

国立劇場主催公演・東京都主催公演・台東区主催公演・NHK主催公演・国際交流基金主催公演・宝塚歌劇団を始め、古典はもとより様々なアーティスト共演を重ね国内外にて活躍中。関西では、唐招提寺『鑑真大和上1250年大法会』献奏。藪内洋介氏と『橿原神宮奉納演奏』。JR主催『都のかなで・下賀茂神社』。京都・大徳寺龍光院、高台寺圓徳院はじめ数多くの寺社奉納演奏を努めるほか、ABC放送制作DVD『正倉院』『京都御所・離宮』の音楽を担当。

文部大臣奨励賞・日本放送協会会長賞(NHK会長賞)等々受賞。日本伝統文化・芸能普及の一環として様々なNHK大河ドラマ・スペシャルドラマの〈芸能考証・指導〉を多年にわたり勤めている。農林水産省《ありが糖大使》・台東区観光大使・アートアドバイザー・日本大学藝術学部音楽学科非常勤講・(NPO法人)ACT.JT理事・(社団法人)日本スイーツ協会理事

パネリスト:伊藤みろ
(フォトアーティスト、メディアアートリーグ代表)

 2006年ヴェネチアビエンナーレ(ダンス部門)の公式イメージに作品が選ばれ、ドイツ・アメリカ・日本の三つの文化圏を股にかけ、世界の写真文化の第一線で、フォトアーティスト・文化芸術プロデューサーとして活動中。應義塾大学文学部美学・美術史学専攻を卒業後、ドイツ国立ルール大学にて哲学を、エッセン大学にて写真と応用美術を学ぶ。ドイツや日本でフォトアー ティストとして活動する傍ら、ドイツで永住権を取得。2001 年には、アメリカで永住権を取得し、ニューヨークにおいてハイエンドな写真家として活動。9.11 同時多発テロに遭遇後は、聖徳太子に始まる日本の精神文化の 1400 年の伝統を、アートを通して海外に伝える活動「メディアアー トリーグ」を主宰。東西交流の証拠であるヘレニズム文化の影響を残す天平彫刻の国宝や、伎楽、舞楽、能楽などの有形・無形の文化遺産を通して、世界の心の連帯を訴える、二つの展覧会&映像上映&レクチャーシリーズ「光と希望のみち」および「隠し身のしるし」を、外務省や在外公館、国際交流基金や日本カメラ財団との共催にて、世界巡回中。

コーディネーター:渡邊直樹
(大正大学地域構造研究所『地域人』編集長)

1951年東京生まれ。

大正大学地域構想研究所客員教授。月刊「地域人」編集長。1976年、東京大学文学部宗教学科卒業後、平凡社で「太陽」を編集。その後、「SPA!」「週刊アスキー」「婦人公論」などの編集長を経て、大正大学表現学部教授。その間も「をちこち」(国際交流基金)、年刊「宗教と現代がわかる本」(平凡社)の編集長を兼務。2015年より現職。


必須事項

郵便番号・住所・氏名・電話番号(ファックス番号)・希望参加人数(4名様まで)を明記し、下記のいずれかの方法でお申込みください。

FAX03-6902-9996
はがき〒112-0012 東京都文京区大塚5-3-13ユニゾ小石川アーバンビル8F
株式会社SAP内 奈良シルクロードシンポジウム事務局

申し込み受付 : 10/15(火)締切

定員 : 200人/先着


アクセス

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平城宮跡歴史公園
平城宮いざない館 多目的室
〒630-8012
奈良県奈良市二条大路南3丁目5−1


リンク

平城宮跡歴史公園
奈良国立博物館
友吉鶴心ホームページ
メディアアートリーグホームページ
大正大学 地域構想研究所

名義

主催 奈良県文化クラスター実行委員会

お問い合わせ

奈良シルクロードシンポジウム事務局(株式会社SAP) ☎ 03-6912-0945 (平日10時~18時)
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