About LMSLMSの事業について

事業で目指すもの

 文化財等における文化イベントを実施する会社から、
 文化財等における文化イベントをベースにしつつ、文化に係る良質なデジタルコンテンツを活用して「日本の文化を世界へ、世界の文化を日本へ」発信する会社に生まれ変わります。

事業内容

 日本の文化については、これまでと同様、日本全国の文化財等を主な舞台として、古典芸能・J-POP・伝統工芸などさまざまなジャンルの公演・事業を実施し、その発展に一層力を入れてまいります。
 一方で、主催事業などの内容を良質なデジタルコンテンツとして記録し、その内容を舞台となった地域・文化財等の魅力とともにメディアを通じて内外に配信・放映する事により、「日本の文化を世界へ」一層効果的に伝える事業を展開して参ります。
また、地域情報、観光情報、物産情報など、地域活性化に直結する情報の内外への発信、内外へのプロモーションの場の提供・斡旋などを通じ、「日本の文化を世界へ」発信し、日本の魅力を効果的に高めていく事業を実施してまいります。

 海外の文化については、特に近年、アジア地域の文化に係るデジタルコンテンツが質量ともに充実しています。しかし、これまで日本で紹介されているのは、欧米及び韓国の文化コンテンツに偏ってきました。

 ラオックス・メディアソリューションズ株式会社では、今後、ラオックスグループのネットワークを活用しつつ、メディアを通じて良質な中国・アジア等のデジタルコンテンツを広く日本に紹介し、世界の文化のすばらしさを我が国で体感できる事業を新たに実施し、「世界の文化を日本へ」と伝える事業を展開してまいります。

 

メディア事業の展開

 芸術の魅力は、本来リアルな一度限りの体験に根ざすべきものだと思います。
 また、その舞台となる場が決定的に重要なのだと思います。

 四半世紀前、比叡山根本中堂まえの石段で、世界的な名ソプラノであるキリテカナワ氏と延暦寺僧侶の声明(しょうみょう)による野外コンサートが行われました。古寺の荘厳な雰囲気、秋の夜の静謐な空気、石段に設けられた舞台。心に残っているのは、あの時の特別な場の情景です。
 春の夜のアーティストとウグイスのコラボ、夏の宵の突然の雷雨というアクシデント、秋の夜の虫の音が響くコンサート。弊社はこれまでそんな特別の場を文化芸術の舞台として積極的に提供してまいりました。 そうした事業は、もちろん今後も続け、発展させてまいります。

 しかし、コロナです。その影響でリアルイベントの実施は困難に陥りました。
 その反面、ネット配信や放送等メディアに係る技術・ネットワークは飛躍的に拡大し、文化公演のネット配信はあっという間に当たり前になりました。ネット配信は、感動という面でリアルにかないません。しかし、文化公演の感動・日本の美をより手軽に、より幅広く内外に伝えるという意味では、観客数が限られるリアルイベントに比べ、明らかに優位に立っています。
 これからの文化事業においては、リアルとメディアを良い意味で組み合わせ、いいとこ取りをすることが決定的に重要であると考えております。また、メディアを通じて行うことのできる地域情報、観光情報等の発信は、潜在的な外国人観光客の憧れを誘い、アフターコロナの地域振興にとって重要な役割を果たすものであるという考えに至りました。
 ラオックス・メディアソリューションズ株式会社は、社名変更に当たり、以上のような観点から、良質なデジタルコンテンツを確保し、メディアを通じて内外に配信する事業への進出を実施することといたしました。

 そのように考えていくと、今度は海外コンテンツの日本への紹介も重要に思えてまいります。欧米と韓国に偏ってきた海外文化の紹介。それは日本人の憧れを誘い、多くの日本人観光客の訪問という形で諸外国をうるおしてきました。
 近年アジア地域は急速に発展し、デジタルコンテンツの充実も著しいものがあります。 そこで、ラオックスグループのネットワークを活用しつつ、メディアを通じて良質な中国・アジア等のデジタルコンテンツを広く日本に紹介し、これらの国々の文化のすばらしさを我が国で体感できる事業を新たに実施したいと考えました。この事業はきっと、これまで知らなかった他国の文化への尊敬や、コンテンツの源となった土地への憧れにつながるものになると考えております。

 メディアによるデジタルコンテンツの体験。それは、たしかにリアルな体験には及びません。しかし、その経験は、将来「旅の実現」など別の形で現れ、別の形での感動につながるはずです。「日本の文化を世界へ、世界の文化を日本へ」発信するメディア事業が文化芸術の新たな魅力を生み出し、文化芸術による新たな経済効果を生み出すことを信じています。
 そして、それがアフターコロナの文化芸術の発展につながることを・・・。